退去費用を極限まで抑える。引越し族は必見。

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みなさんのイメージとは多少の違いがあるかもしれませんが、医局に属している医師は転勤族です。

また、医師の転勤は企業の転勤と違って誰も引越し費用や退去費用、入居費用を出してくれません。

(一部待遇のいい病院に転勤する場合に限っては入職の時のみ払ってくれますが・・・)

そうすると若手のうちは給料も少ないですから、自然と引越し費用を極限まで下げることが必要になってきます。

前提として、原状回復をめぐるトラブルとガイドラインにのっとって必要な物はしっかり払って不要な物は断固として払わないということです。

退去時に払わなければならないのは借りた時の状態に戻すための原状回復にかかる費用ではありません。

原状回復をめぐるトラブルとガイドラインを要約すると

①経年劣化や通常損耗による修繕費用は、原則として大家が負担する。

②故意や過失、清掃を怠ったために生じた修繕費用(原状回復費用)は、入居者が負担する。

③原状回復費用は、経年劣化分を差し引いて算出される。

これはどういうことを言っているかというと、『普通に住んでいたら出ていく時には1円もかかりません』ということです。

明らかにやらかしたなと思った時は借りてる方も『ちゃんと直さなきゃ』と思いますよね。

そういうことです。

こんな当たり前のことを国交相はガイドラインで出していて、さらに今の不動産業界では原状回復と銘打って詐欺まがいのことをしているということです。

ここで前回東京の家を引き払った時に使った時のやりとりを提示させてもらいます。

こういう見積もりがきたため、すかさずメールで

と送ったところ、5日ほど音沙汰がなく、その後

という敷金の返金になりました。

ちょっとしたやりとりでクロス張り替え代が不要になったのです。

これを行うためには

『退去立ち合いをしない。』ということがとても大切になります。

多くの方が当然のように退去立ち合いをしていると思うのですが、立ち合いをしてしまうとその場で誓約書を書かされるためこのやりとりが不可能になります。

(退去立ち合いで誓約書を書かないと離してくれないため早く移動したいなどの理由でサインせざるおえなくなります。)

ただ、ガイドライン上退去に必要なのは決められた期限より前に指定の退去通知書を郵送することと退去日までに鍵を一式返却することです。

たったこの二つで退去は確定するのです。

立ち合いは慣習的に行われているだけで不要なのです。

そのため私は退去通知書を1ヶ月前に提出し、鍵を簡易書留で退去日までに賃貸事務所に届くようにしました。

そのあとは先ほどのようにやりとりをするだけです。

ちなみにクリーニング費用を誰が出すべきか問題が残りますが、今回これに関しては契約書に書かれてしまっていたのを勉強不足で訂正してもらわなかったため、払う必要がありました。

これに関しても様々は判例がありますが、退去時のクリーニング代は特約に含まれることが多くキーポイントになるのは、特約の書かれたページに直筆のサインまたは印鑑が押されているかです。

サインしてしまっている場合は借主がクリーニング代を支払うべきとの判例が多いです。

借りる時に特約に入っていたら消してもらうように交渉しましょう。

(今回の入居の時に不動産紹介の方と仲良くなってしまい、特約を消してもらうのを申し出にくかったので次回もクリーニング代は払わなければなりません。)

その他鍵交換などの費用は特約に含まれていても借主が払う必要がないとの判例が多いので上記の退去方法をとったのちしっかりと話し合うとストレスなく払わなくて済むと思います。

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